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ちょっと一服


おいしいお茶とは
お茶の火入れと水色について
お茶と日本人
おいしいお茶の淹れ方
深むし茶
お茶と健康


おいしいお茶とは

皆様にはお茶はニガイ、渋い飲み物との印象をお持ちではないでしょうか。又甘味があってもニガ渋みの強い(雑味の多い)お茶が味が濃いとお考えになっておりませんか。お茶は嗜好品ですから旨い、まずいは消費者である皆様のお決めになる事です。ただ私共作る立場から申し上げますと、市場性の高い人気のある品物はニガ味・渋味・イヤ味等ない事が望ましい味が少なく、旨味・香気のある新鮮で上品な物が性良し品とされております。渋い茶、雑味の多いお茶が味の濃いお茶ではありません。旨味の多少、力の有無は価格の高い安いに関係する事ですが、価格は別として基本的に飲み易く抵抗なくゴクッと一度に飲み込める様な茶こそ気立ての良い旨い茶と申せましょう。後々まで口の中に甘みを感ずる様なお茶なら申し分ありません。旨味、香気があって雑味の少ないお茶こそ良い茶です。

品質の良否は次の様な基準でお考え下さい。
 1.まろやかでニガ味、渋みが少なく穏やかである。
 2.旨味、香気(コゲ香ではありません)がある。
 3.香気(青臭、異臭等はなく)がスッキリしている。
 4.新鮮である。


 ●五感の中で嗅覚は特に優れております。
品質の良否の判定の仕方は茶葉の入った急須へ1回目にお湯を注ぎ湯呑みに注いだ後に、急須のフタを取り香りを確認する方法が一番かと思います。言葉で表現は難しいのですがより香りが鼻に抜けやすい品物が、欠点の少ない物と判断してよいでしょう。異臭がしたり重苦しい感じの物は当然乍ら好ましくありません。

 ●冷め水の試し飲み!
お茶を濃い目に煎れてお水の様に冷めてから飲みますと、蒸しの若いお茶や火入れの不十分なお茶はまずくなったと感じます。(生の青渋みを感じます)これも分かり易い判定方法のひとつかと思います。(酸化酵素が残っている為と言われております)渋くなる訳は、お茶の化学的変化と熱いお茶と違って、味を正確に感じ取る事が出来る為と思われます。


お茶の火入れと水色について
1.異臭、雑味(青渋みニガ味、変質したイヤ味)を切る。
2.香り、味を凝縮し、茶が出易くし甘味(旨味)を引き出す。
3.品質を保持する(茶の成分は数百種類とも言われており水分を少なくして品質の劣化を防ぐ)

以上三点の目的のために充分な火入れが必要となります。水色のグリーンは爽やかな印象を与え結構ですが、グリーンは本当にいい事なんでしょうか?ホウレン草等野菜を茹でた場合、茹でるに従って緑は薄くなります。それと同様、お茶も2.の目的で無理なく、充分な火入れを致しますと香味共に隠やかで甘くなり、白露(又は白水)に近づきます。(水色のグリーンにばかりこだわりますと充分に火入れされていない香味共に薄く渋みの強いお茶となりかねません。)幣社では火入れはお茶の性質を決定付ける、最も重要な要素であると認識して居ります。(個々に販売するお茶の性質となります。)

お茶と日本人
最近は簡便な缶ドリンク茶や、ペットボトル入りの茶が市販され屋外での食事には誠に便利です。しかし非常に残念なことですが簡便性を優先するあまりお茶に関心もなく、本物の味を知らない人達もあり、家庭内においても利用されていると耳にする事があります。但しこれは加熱殺菌処理をされたお茶です。やはり急須でリーフを煎れたお茶こそお茶です。香味の内容は勿論のこと経済性においてもこれに優るものはありません。社会の発展、科学の発達、世相の急激な変化の中で日々失われてゆく日本の古き良き文化に寂しさと危機感を感じずにはいられません。私ども現代人は兎角あわただしい日常を送りがちです。
この様な世相であるからこそ暮らしの中に間を設けお茶を煎れて心の落ち着く時間をお作りになっては如何でしょうか。常日頃の喧騒から心身を解き放ち心静かに茶を楽しむ、心の安らぐゆとりの時間を多少なりとも、もうける事をお勧めしたいと思います。日本の四季と茶の心はわびさびを生じ、禅僧の書にあります“茶禅一味”に通じてまいります。茶の心は日本人の文化の源かとおもいます。皆様と共に末永くこの文化を守り育てて行きたいと、切に念願致しております。


お茶の煎れ方
お茶の美味しい煎れ方(お湯を覚まして旨味だけを煎出してください)
・特殊火入れで十分に火入れされたお茶です。香味が表面化し、お茶が出易くなっております。
・茶葉はお一人宛3gを目安に一度沸騰したお湯を50〜60℃に冷まして30秒程度してから湯呑みに廻し注いで下さい。止むを得ず熱湯の場合は、時間をおかずに急須から速やかに湯呑みに廻し注いで下さい。急須に注ぎ残しが残らない様、最後の一滴まで注ぎきって下さい。
・お茶は基本的に茶葉の中心に雑味がありますので煮出した状態にならない様、留意して頂きますと上品で美味しくお呑み頂けます。(焙茶、番茶は熱いお湯で)

 高級茶の場合(熱いお湯ですとせっかくの高級茶も台無しとなります) 玉露風の飲み方
・茶葉は多めにたっぷりと、お湯は人肌くらいまで充分に冷まして、お湯の量はお一人宛ぐい呑み1/3〜1/2を目安に、浸出の時間は70〜80秒程で湯呑みに廻し注いで下さい。多少時間が必要となりますのがお湯の温度を下げることにより雑味を少なく旨味だけを引き出すことができます。
・二煎目はお湯の温度50〜60℃程で、通常のお湯の量で時間をおかずに、急須から湯呑に廻し注いで下さい。御客様の最も美味しい煎れ方を工夫して御愛飲下さい。

(熱湯でお茶を淹れる時)
急須に入れた茶葉にお水を加えて軽くひたす程度にして、
その後お湯を注いでください。
このような方法もあります。  


深むし茶
●蒸す目的(生葉処理の第一工程です)
・青臭みをなくす
・渋みニガ味等を少なくして、甘みを増す。
・茶葉等の細胞を加熱によって破り香味を出易くする。
(蒸しには科学的要素と物理的要素が考えられます。)
深むし茶とは特に充分に蒸したお茶を言います。深蒸しにしますと渋み、ニガ味等雑味を薄くし甘みが増します。充分に蒸された茶葉は軟かになり製造工程において茶葉が千切れお茶の成分(香味)が出易くなります。又甘味を増します。但し千切れているから深むし茶とは申せません。
●特 色
・新鮮さ、ミル芽(茶葉の若さ)、旬の香味(季節感)を生かす事が出来る為、早場所の産地に適する製法である。
・急須の目づまりを起しやすい難点はあるが水色がグリーンで目に爽やかな印象を与える。
・水色のグリーンは茶葉が微細な粉末となってお湯に漂う為です。水色はお茶の性質を示すバロメーターの一つですが湯呑みに注ぎ時間が経過し、澱が沈んだ時がその茶の本当の水色であると私共は考えて居ります。
お茶の火入れについてを参考に御覧下さい。
今日静岡県では山間の茶産地以外は概ね深むし製造となっております。



お茶と健康

臨済宗の宗祖であり、又、我国の茶祖ともされている栄西禅師(1141〜1215)は「喫茶養生記」を著し、茶は、“養生の仙薬”なりと喫茶効用を力説しています。今日になってやっと お茶学会又は諸々の研究室等で研究発表され明らかにされてきました。
 日常茶飯事の言葉の如く、お茶は日本人の生活に密着し、嗜好品として愛飲されて来ただけでなくて、国内外を問わず、世界に類例のないサプリメントの様な素晴しい飲み物であります。皆様方、健康保持に益々御愛飲賜わりますようお願い申し上げます。

冷茶の楽しみ方
@本格派水出し茶の淹れ方(心にゆとり派スローライフをお楽しみの方に)
  玉露風の淹れ方をお水で煎出するとお茶にこのような味があったのかと再発見するかも!
急須にたっぷりの茶葉を入れ小さめのグイ呑み2分の1〜3分の1程度び水を入れ2〜3分お待ち下さい。アミノ酸及び糖類の旨味が出て美味しいです。
是非お試し下さい!!
茶葉は本格的(業界用語でかめた玉露ー本当に充実した玉露)なら申し分ありませんが100g@1000円以上のお茶なら充分お楽しみ頂けるかと存じます。

Aロックティー(お急ぎの場合、簡単に目にも涼しいおしゃれな!)
氷をグラスに入れ濃い目の熱いお茶注ぐだけでロックティーの出来上がりです。

B簡単水出しポット(市販のペットボトルより美味しく、又はるかに経済的です。)
1リットルのお水に15〜20gのお茶を目安に茶葉を入れ、5〜12時間(お茶により時間は多少違います)冷蔵庫に入れておけば出来上がりです。
ポットは茶漉し機能のあるハリオの水出し茶ポットをおすすめします。お茶専門店にて@1000円前後かとおもいます。
*特別に水出し煎茶でなくとも時間を置けば普通煎茶で充分可能です。


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